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おはよう諸君。
これが例の残念だった部屋である。
きれいだろ・・・窓の上の白いの、ティッシュ(隙間風を防いでいる)なんだぜ。
雄大な自然にもおはよう諸君。窓からの景色です。
丸い木がオリーブで、細い木が糸杉。
乾いた空気で鼻の中の粘膜が切れて流血。湿気…湿気を…。
本日のルートはデルフィ博物館→デルフィ遺跡。
ちなみにデルフィとは何ぞやというと。
すごくよくあたる国際的な占い所。
太陽神アポロン(予言の神でもある)が祀られてまして、
古代には霊験あらたかな聖域と崇められておったんです。
世界の中心、「世界のへそ」とまで呼ばれたとのこと。
そんで、来ましたよ博物館!デルフィの出土品を展示してます。
アポロンさん。うーんやっぱアポロンさんよねー。
アポロンさんの神域だもんねー。
な に し て ん す か ア ン テ ィ ノ ウ ス さ ん 。
「体のバランス悪いし短足だしwwこの像は顔だけ!顔だけなのwww」と
ガイドさんにまで言われたかわいそうなアンティノーさん。
お達しの通り顔だけ撮ってみたよ!やー、あんたの彼氏最近有名になってるよ~
日本でさーテルマエ・ロマエってすばらしい漫画がさー
な に し て ん だ ハ ド リ ア ヌ ス 。
あ、でも待って。ガイドさん違うの。彼は顔だけじゃないのよ!
体だっていいもの持ってるんだから!
イエああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
へいへい兄ちゃんええけつしとるのう!!
尻マニアとしていささか満たされぬ思いをしていた今回、一番の収穫でしたセンキュ!
ちなみにうしろの足はじゃこさん。なんという奇跡的な写りこみ。
もちろん彼も見ましたよ。(そんなつけたしみたいに…)
あと、大きなエピソードの果てに生まれたこちら。
…については、また後日。
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本日ようやっと腹具合がましになってまいりました。
乗り継ぎを待つ間、15分に1回はトイレの住人に
なっていた帰国日を思えば、びわを食えた先程の食事は
快挙といえましょう。(3日ほど流動食)
…こんなに下したのは中国以来です。
だからやっぱギリシャはアジアなんだって(ポソリ)
さて。今更なお知らせをしておかねばならんとです。
せっかく日本から相棒ニコンを連れて行ったものの、
ワタクシ、モノスゴク、写真下手デス。
手振れ?デフォデフォ。
構成?何それおいしいの?
そんな感じでどうかご寛恕願いますですorz
はて。
フレスコ画に埋め尽くされたヴァルラーム修道院。
アホ面下げてそこから出てくると、続いては聖ステファノス修道院。
…だったのですが、ま あ つ ま り は 修 道 院 な の で
似たような記事を繰り返すことなく(不敬)
さくさく翌日へ進んでいこうと思います(不敬)。
ステファノスのほうは尼僧院なので、居住空間がごっつ可愛かったです。
男女差ってやっぱこういうとこに出るんだなあ、みたいな。
こんな感じ。

これペンションじゃね?

お花が!お花がいっぱいやあ!!
ちなみにトイレの柵の隙間から撮ったカランバカの街。
これだけ高いんです。場所的に。

メテオラを後にして、およそ300キロほどぶっとばしましたか(距離はあやふや)。
初日こそ酔い止めを飲みましたが、個人的本番をつつがなく終えた今、
すべてをあるがままに受け止めたく、すみません嘘ですちょっとめんどくさくなり
ただぼやーっと流れる風景を眺めていました。
オリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブ。
じゃこさん「ごめ・・・」
hashさん「・・・どうした?」
じゃこさん「なんかな、ちょっとな」
ふじ「見てーなこの山。古代ギリシャのポリスに連帯感皆無な理由が分かるなあフフ」
じゃこさん「ちょっと腹が・・・気持ち悪く・・・なってきた・・・」
たつみさん「あ、牛」
じゃこさん「腹が痛いのか気持ちが悪いのか分からん・・・」
hashさん「眉毛どうした眉毛」
※眉毛:
英国製車酔い防止リストバンド。見るからに怪しげな外見に関わらず、
じゃこさんの厚い信頼を受けている。
その後、じゃこさんの体調が少々悪くなる。
しきりにすまながる彼女だが、なーに、後日もっと駄目なことになった奴が こ こ に 。
しかしその時は己を待つ運命など知らなかった私は、ドヤ顔で言ったものです。
「じゃこさん、きっと君の前世はドイツの農民で、十字軍に参加してギリシャにやってきて
食 中 毒 で 倒 れ た ん だ よ 」
見ろよ…あれが自己紹介乙って奴だぜ…。
なんだかんだで到着したのがデルフィ。
二つ目の世界遺産の街です。 えらく リゾート 風の 。
実際、冬の間はスキー客相手に商売をしているらしく、なんか古代遺跡の街とか、
ましてや、古代の最も重視された神託を受ける場所とか、
そういう妖しく荘厳な感じは皆無でした。
デルフィのホテル。…ここがな…ほんとこの旅唯一の減点ポイントというか。
シャワーのお湯が出ませんでした。
先に入ったたつみさんが、おかしな顔をして出てきて
「お湯が出ない」
この時点では、お湯の「量」が出てこなかったそうです。
少し時間をおいて自分が入ってみたら。
「お湯が出ない」
出てきたのは水でした。
根性で入りました。これが駄目だったような気もしないではない。
<私信>
尼僧院に進入、すげえ納得したお。
むしろそこは西騎士と修道院を出奔して二人で商人に転向、七つの海を股にかけて
お宝ざっくざく「今はとても幸せでs(ry」・・・ヒューヒューおめでとう!!!!!!
むしろそうするよね。うん。絶対そうなる。ここで初めて西という男にも
人を幸せにする能力が備わっていたことが証明されるわけだな号泣。
いやー、なんかね、西が絵描きなわけよ。ヴァルラーム修道院見て思ったのよ。
あ、西がこれを描くのどうよ、みたいな。そんでいろいろ考えてみたら、
舞台はローマ末期になりそうな気がするのよ。・・・ってさー、ローマ期で修道院ってそれ
めちゃめちゃロマーノのアイテムじゃねーのって自分を責めてみたわけで。
乗り継ぎを待つ間、15分に1回はトイレの住人に
なっていた帰国日を思えば、びわを食えた先程の食事は
快挙といえましょう。(3日ほど流動食)
…こんなに下したのは中国以来です。
だからやっぱギリシャはアジアなんだって(ポソリ)
さて。今更なお知らせをしておかねばならんとです。
せっかく日本から相棒ニコンを連れて行ったものの、
ワタクシ、モノスゴク、写真下手デス。
手振れ?デフォデフォ。
構成?何それおいしいの?
そんな感じでどうかご寛恕願いますですorz
はて。
フレスコ画に埋め尽くされたヴァルラーム修道院。
アホ面下げてそこから出てくると、続いては聖ステファノス修道院。
…だったのですが、ま あ つ ま り は 修 道 院 な の で
似たような記事を繰り返すことなく(不敬)
さくさく翌日へ進んでいこうと思います(不敬)。
ステファノスのほうは尼僧院なので、居住空間がごっつ可愛かったです。
男女差ってやっぱこういうとこに出るんだなあ、みたいな。
こんな感じ。
これペンションじゃね?
お花が!お花がいっぱいやあ!!
ちなみにトイレの柵の隙間から撮ったカランバカの街。
これだけ高いんです。場所的に。
メテオラを後にして、およそ300キロほどぶっとばしましたか(距離はあやふや)。
初日こそ酔い止めを飲みましたが、個人的本番をつつがなく終えた今、
すべてをあるがままに受け止めたく、すみません嘘ですちょっとめんどくさくなり
ただぼやーっと流れる風景を眺めていました。
オリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブオリーブ。
じゃこさん「ごめ・・・」
hashさん「・・・どうした?」
じゃこさん「なんかな、ちょっとな」
ふじ「見てーなこの山。古代ギリシャのポリスに連帯感皆無な理由が分かるなあフフ」
じゃこさん「ちょっと腹が・・・気持ち悪く・・・なってきた・・・」
たつみさん「あ、牛」
じゃこさん「腹が痛いのか気持ちが悪いのか分からん・・・」
hashさん「眉毛どうした眉毛」
※眉毛:
英国製車酔い防止リストバンド。見るからに怪しげな外見に関わらず、
じゃこさんの厚い信頼を受けている。
その後、じゃこさんの体調が少々悪くなる。
しきりにすまながる彼女だが、なーに、後日もっと駄目なことになった奴が こ こ に 。
しかしその時は己を待つ運命など知らなかった私は、ドヤ顔で言ったものです。
「じゃこさん、きっと君の前世はドイツの農民で、十字軍に参加してギリシャにやってきて
食 中 毒 で 倒 れ た ん だ よ 」
見ろよ…あれが自己紹介乙って奴だぜ…。
なんだかんだで到着したのがデルフィ。
二つ目の世界遺産の街です。 えらく リゾート 風の 。
実際、冬の間はスキー客相手に商売をしているらしく、なんか古代遺跡の街とか、
ましてや、古代の最も重視された神託を受ける場所とか、
そういう妖しく荘厳な感じは皆無でした。
デルフィのホテル。…ここがな…ほんとこの旅唯一の減点ポイントというか。
シャワーのお湯が出ませんでした。
先に入ったたつみさんが、おかしな顔をして出てきて
「お湯が出ない」
この時点では、お湯の「量」が出てこなかったそうです。
少し時間をおいて自分が入ってみたら。
「お湯が出ない」
出てきたのは水でした。
根性で入りました。これが駄目だったような気もしないではない。
<私信>
尼僧院に進入、すげえ納得したお。
むしろそこは西騎士と修道院を出奔して二人で商人に転向、七つの海を股にかけて
お宝ざっくざく「今はとても幸せでs(ry」・・・ヒューヒューおめでとう!!!!!!
むしろそうするよね。うん。絶対そうなる。ここで初めて西という男にも
人を幸せにする能力が備わっていたことが証明されるわけだな号泣。
いやー、なんかね、西が絵描きなわけよ。ヴァルラーム修道院見て思ったのよ。
あ、西がこれを描くのどうよ、みたいな。そんでいろいろ考えてみたら、
舞台はローマ末期になりそうな気がするのよ。・・・ってさー、ローマ期で修道院ってそれ
めちゃめちゃロマーノのアイテムじゃねーのって自分を責めてみたわけで。
今回のメテオラ訪問は本当に・・・本当に楽しみにしておりました。
ガイドさんの「生水および生水で洗ったとおぼしき野菜は避けて下さい」とのお達しを、
豚を忌避するイスラム教徒のごとく、固く固く守ったのも
すべてはこのため。メテオラのため。着いて早々、個人的に旅の本番を
迎えてしまったわけで。
まずメテオラとはなんじゃいという話ですが。
修道院です。
メテオラ、正式にはメテオラ修道院群。
ギリシャ正教の修道院の集まりで世界遺産に指定されてます。
特徴は、下の写真にもありますように、高い岩の上に建っているということなんですが
よくこんなところで生活したよ、と心底驚きます。
最初は修道士が一人で洞窟生活してたらしいんですがね。
風呂?古いギリシャ正教は蚤虱垢まみれを聖人の証としますからなあ…。
翌日、バスにていざメテオラへ出発!
現在は6つの修道院が活動中とのこと。テレビでもよく紹介される
最大規模のメガロ・メテオロン修道院に行くかな、と思っていたら
混 ん で る と か で ( 悲 憤 )
フレスコ画の美しいヴァルラーム修道院と、尼僧院の聖ステファノス修道院に訪問となりました。
…後日談になりますが、逆にそれがよかった(オタク的に)。
さて、「ふじうすが…ふじうすが走ってる…www」と笑われつつ、ヴァルラーム修道院を襲撃。
高所恐怖症のじゃこさんが、ちょっとヤワな橋にgkbrしているのもかまわず進撃!進撃!
エネループ乾電池と純正品SDカード。完全な装備で連れてきた相棒ニコンを構え!
Fire!

おおおお。
おおおおおおお。

あれは確か地上から荷物と人間を引き上げた滑車!

これだああああああああああああああああああ!!
これに乗るのはいやだああああああああああああああ!!!!

お向かいの山にメガロ・メテオロンが!
あんなところでワインまで造ってたらしい。

左手の聖ステファノス修道院遠景。

中はフレスコ画保護と、宗教的な理由から撮影は禁止でしたが、
上はとってきた写真の本の一部です。もうすごい勢いで取りました。
主に建物、庭、道、壁、その他です。(ちなみに上の花は桜です)
話はそれますが、ただいま英と西で修道院パロを考えてまして
(結局旅行中には話す機会が無かったのですが)
そのまあ、なんですか、修道士と、そこに転がり込んでくる騎士という
王道を踏んで書いていくつもりです。
…が、どっちを修道士でどっちを騎士にするか、机の前で考えてる間は
よく分からなかったのです。
どっちでもいける、それなりに違う話が出来ると思っておりました。
人に聞いてみても英、西半々な感じで完全に迷っていたのですが、
実際に来て見て触って舐め…いや、眺めてみて、あっさり決まりました。
西=修道士、英=騎士だ。間違いねえこら。
さすがにギリシャを舞台には出来ないので地名はごまかしますが、
舞台はこのヴァルラーム修道院です。ラストまで大まかな話は浮かびました。
ありがとう天啓(内輪受け)下ってた。
問題はただひとつ。
…CP的に、にしろまの方が話が自然だったかもな!!!(致命的)
ガイドさんの「生水および生水で洗ったとおぼしき野菜は避けて下さい」とのお達しを、
豚を忌避するイスラム教徒のごとく、固く固く守ったのも
すべてはこのため。メテオラのため。着いて早々、個人的に旅の本番を
迎えてしまったわけで。
まずメテオラとはなんじゃいという話ですが。
修道院です。
メテオラ、正式にはメテオラ修道院群。
ギリシャ正教の修道院の集まりで世界遺産に指定されてます。
特徴は、下の写真にもありますように、高い岩の上に建っているということなんですが
よくこんなところで生活したよ、と心底驚きます。
最初は修道士が一人で洞窟生活してたらしいんですがね。
風呂?古いギリシャ正教は蚤虱垢まみれを聖人の証としますからなあ…。
翌日、バスにていざメテオラへ出発!
現在は6つの修道院が活動中とのこと。テレビでもよく紹介される
最大規模のメガロ・メテオロン修道院に行くかな、と思っていたら
混 ん で る と か で ( 悲 憤 )
フレスコ画の美しいヴァルラーム修道院と、尼僧院の聖ステファノス修道院に訪問となりました。
…後日談になりますが、逆にそれがよかった(オタク的に)。
さて、「ふじうすが…ふじうすが走ってる…www」と笑われつつ、ヴァルラーム修道院を襲撃。
高所恐怖症のじゃこさんが、ちょっとヤワな橋にgkbrしているのもかまわず進撃!進撃!
エネループ乾電池と純正品SDカード。完全な装備で連れてきた相棒ニコンを構え!
Fire!
おおおお。
おおおおおおお。
あれは確か地上から荷物と人間を引き上げた滑車!
これだああああああああああああああああああ!!
これに乗るのはいやだああああああああああああああ!!!!
お向かいの山にメガロ・メテオロンが!
あんなところでワインまで造ってたらしい。
左手の聖ステファノス修道院遠景。
中はフレスコ画保護と、宗教的な理由から撮影は禁止でしたが、
上はとってきた写真の本の一部です。もうすごい勢いで取りました。
主に建物、庭、道、壁、その他です。(ちなみに上の花は桜です)
話はそれますが、ただいま英と西で修道院パロを考えてまして
(結局旅行中には話す機会が無かったのですが)
そのまあ、なんですか、修道士と、そこに転がり込んでくる騎士という
王道を踏んで書いていくつもりです。
…が、どっちを修道士でどっちを騎士にするか、机の前で考えてる間は
よく分からなかったのです。
どっちでもいける、それなりに違う話が出来ると思っておりました。
人に聞いてみても英、西半々な感じで完全に迷っていたのですが、
実際に来て見て触って舐め…いや、眺めてみて、あっさり決まりました。
西=修道士、英=騎士だ。間違いねえこら。
さすがにギリシャを舞台には出来ないので地名はごまかしますが、
舞台はこのヴァルラーム修道院です。ラストまで大まかな話は浮かびました。
ありがとう天啓(内輪受け)下ってた。
問題はただひとつ。
…CP的に、にしろまの方が話が自然だったかもな!!!(致命的)
いきなりアブダビに飛んでしまったが、順を追って説明しよう。
まずは一人の企画者を紹介する。彼女の名はhash。
ご存知の方も多かろうが、神のごとき絵描きであり、
おそろしく精緻な地図をデジタルで描くくせに、なぜか先日まで
同じソフトで漫画をかく方法を知らなかった謎の人物。
しとやかな外見からまるでそうは見えないが、
情 熱 で 生 き て い る 。
その人がある時、以前にも海外にも連れ立って出たことのある
友人に声をかけたのである。
「のう、じゃこさんや、そろそろまた旅に出たいとは思わんかね」
お前らは渡り鳥か鮭か海亀か。
回遊していないと死んでしまうのか。
しかしその場に突っ込み担当の人間はいなかった。
声をかけられたじゃこ氏・・・これまたご存知の方は多かろうが、
地中海クラスタにて活躍中の、腕利きの字書きであり、
数々のアンソロを企画し、参加し、また企画、これまた
情 熱 で 生 き て い る 。
眼前にぴらりと下げられたパンフレットの詳細まで
彼女が確認したとは、私はあまり思っていない。
おそらくはデカデカと書かれた「ギリシャ」の四文字に
一も二もなく頷いたのではなかろうか。
「行こうず」
ギリシャ。
ビザンツの遺産メテオラ。
古代の残照デルフィにアクロポリス。
かあさん、かあさん、ぎりしゃかあさん、ついにああ、あたし
嫁入りのご挨拶に行けるのですね…!(←地中海クラスタ)
そして彼女は考えた。
どうせ行くなら連れは多いほうがいいんじゃないかしら。
そういえば、あと二人くらいいたわ。
あいつらなら古代好きだし、旅行も嫌いじゃないはず。
そうして選ばれた旅の仲間が、たつみさんと私である。
四名は成田空港第一ターミナルに集合を試み、
地震によって 一度 集合を危ぶまれつつ
なんとか無事に旅立ったのでありました。
搭乗はエティハド航空。飯は普通にうまい。
航路は成田→アブダビ→アテネ
さらに、アテネから6時間バスに揺られてカランバカまで北上。
計21時間の行程である。
ちょっと・・・死ぬかと思った。
まずは一人の企画者を紹介する。彼女の名はhash。
ご存知の方も多かろうが、神のごとき絵描きであり、
おそろしく精緻な地図をデジタルで描くくせに、なぜか先日まで
同じソフトで漫画をかく方法を知らなかった謎の人物。
しとやかな外見からまるでそうは見えないが、
情 熱 で 生 き て い る 。
その人がある時、以前にも海外にも連れ立って出たことのある
友人に声をかけたのである。
「のう、じゃこさんや、そろそろまた旅に出たいとは思わんかね」
お前らは渡り鳥か鮭か海亀か。
回遊していないと死んでしまうのか。
しかしその場に突っ込み担当の人間はいなかった。
声をかけられたじゃこ氏・・・これまたご存知の方は多かろうが、
地中海クラスタにて活躍中の、腕利きの字書きであり、
数々のアンソロを企画し、参加し、また企画、これまた
情 熱 で 生 き て い る 。
眼前にぴらりと下げられたパンフレットの詳細まで
彼女が確認したとは、私はあまり思っていない。
おそらくはデカデカと書かれた「ギリシャ」の四文字に
一も二もなく頷いたのではなかろうか。
「行こうず」
ギリシャ。
ビザンツの遺産メテオラ。
古代の残照デルフィにアクロポリス。
かあさん、かあさん、ぎりしゃかあさん、ついにああ、あたし
嫁入りのご挨拶に行けるのですね…!(←地中海クラスタ)
そして彼女は考えた。
どうせ行くなら連れは多いほうがいいんじゃないかしら。
そういえば、あと二人くらいいたわ。
あいつらなら古代好きだし、旅行も嫌いじゃないはず。
そうして選ばれた旅の仲間が、たつみさんと私である。
四名は成田空港第一ターミナルに集合を試み、
地震によって 一度 集合を危ぶまれつつ
なんとか無事に旅立ったのでありました。
搭乗はエティハド航空。飯は普通にうまい。
航路は成田→アブダビ→アテネ
さらに、アテネから6時間バスに揺られてカランバカまで北上。
計21時間の行程である。
ちょっと・・・死ぬかと思った。