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森見登美彦氏が大変だ。
氏は管理人が心から愛する新進気鋭の作家である。
氏の著作には有名どころでは「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」などがあるが、管理人はやはり「四畳半神話大系」を推したい。いやそんなことはどうでもいい。
氏の作風は独特である。いうなれば「おもろうてやがてかなし」である。己のみっともなさ、アホさ加減に忸怩たる思いを抱き、それをクールかつホットにあざ笑いたい人の心をがっつり掴む。特にアホ学生である貴方、アホ学生であった貴方の心を捉えて離さない。はずである。とにかく笑えるのだが、笑うにしても「あっはっは」ではなく「うひっ・・・くくぶふっ」という感じで、とにかくどこまでもやみつきなのである。
そんな氏の・・・創造の泉が枯れたのだという。
「小さな泉とはいえ、かつてそこには満々と何かの汁がたまっていた。ややねっとりとした液体で、水面には鼻の頭の脂が浮き、大学生協のみそ汁(二十円)みたいな匂いがしたが、ともかくも液体がたまっていた。頑張って柄杓をつっこめば、底のやわらかい泥の中に転がっている乙女チックな白玉団子を拾い上げることもできたのだ。」(氏のブログ「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」より)
管理人は今、真剣に創作の神に祈りを捧げている。
神よ、氏を守りたまえ。
氏の泉を再びかぐわしき汁で満たしたまえ。
枯れた泉の岸にテントを張り、体育座りをする氏の姿を思い浮かべるだけで、管理人の目頭は刺すように痛む。
氏は知的で美しい読者のお便りを心待ちにしておられる。己の知性と美貌に自信のあるそこの貴女様は、どうかかの方へ一筆差し上げていただきたい。いや、この際アホでも不細工でもいいだろうということで、管理人も草の葉にハートマークを刻んで差し上げる所存である。
今は泉の傍を離れ、幻の都「凍狂」に旅立たれたという氏。
お帰りになる頃には泉がこんこんと湧き始めていることを切にお祈り申し上げる。
拍手ありがとうございます。
以下、お返事です。
どのお話 の方
・ありがとうございます。毎日・・・嬉しくて目が彼方へ泳ぎ去りそうです。王冠を賭けた恋は、宿近くのネットカフェでうんうんうなりながら更新した、はっきりいってアホだー!自分アホだー!という思い出の話なので、特に嬉しいです。