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整形外科は次の金曜であるからして、今日は皮膚科へGO。
命に別状はないくせに鬱陶しい病ばかりがやってくる。

擬人化王国のチケットが届いた。
……ちょっと笑った。そうか、スペース分類名は惑星か!



ところで、唐突にオリジナル妄想が楽しくて仕方ない。
厳密にはオリジナルではないが、1920年代パリで出会った作家志望の二人の青年が以下省略。ピンと来たあなたは同類だ!これだこれ↓





『BANANAFISH』 が好きなら、一度は手に取るだろうヘミングウェイだが、実はあんまり読んだことがない。あんまりというか、『老人と海』 しか読んでない。なぜそこで 『海流の中の島々』 『キリマンジャロの雪』 を選ばなかったのかというと、万一感動できなかったら 『BANANAFISH』 への感動まで薄れてしまう気がして恐かったからである。ここはイメージでいいわけイメージでよ!というわけで、なんとなくヘミングウェイ自体を忌避して現在に至るのである。

……が、せっかくだし読んだらいいじゃないかと最近思い始め (そのくせやはり『海流~』 と 『キリマンジャロ~』 は避け) とりあえず 『移動祝祭日』 を買ってみた。短編集である。開いて思ったが、この人の文章はやはりさらっとは読めん。訳文もあえてそのへんの再現を頑張ったんだろうが、一文が短い上に他の文での補完が無いため、漫然と読んでるとすぐ意味が分からなくなる。

そんでもって、この作品凄まじく性格悪い。

綺麗な題名にそぐわず、内容は昔付き合いのあった知人友人の滅多切りである。大変いやらしい。偶然聞いちゃった先輩女性の恋愛修羅場をさらっと実況するところなんか、おっさん友達いらなかったんだね、としみじみしてしまう。

滅多切りされた中には、かのスコット・フィッツジェラルドもいるのだが、この人に関してだけはどうも肌合いが違う。軽蔑と尊敬が入り混じり、ある種の親しみや呆れ、うっすらした怒り等々、なんともいえない情感が全体に漂っている。フィッツジェラルドが作家としては凋落した上に早死にしてるせいか、その情感が段々悔しさにすら見えてくるのである。『なんでそんなんなんだよ、しっかりしろよ馬鹿!』 みたいな。
この人、フィッツジェラルドのこと 凄 く 好 き だ っ た ん じ ゃ な い か な あ 、と思って読書感想サイトを巡りまくり、一人だけ同じことを考えている人を見つけた。女性だった。「恋にしか見えないです」 と。ですよね。

ちなみにフィッツジェラルドのヘミングウェイ評↓
『アーネストは牡牛で、僕は蝶だ。蝶は美しい。しかし牡牛は実在する』

ヘミングウェイのフィッツジェラルド評↓
『彼の才能は蝶の羽根の鱗粉が綾なす模様のように自然だった。ある時期まで、彼は蝶と同じようにそのことを理解しておらず、模様が払い落とされたり、損なわれたりしても、気づかなかった。のちに彼は傷ついた羽とその構造を意識し、深く考えるようになったが、もはや飛翔への愛が失われていたが故に、飛ぶことはできなかった。残されたのは、いともたやすく飛ぶことができた頃の思い出だけだった。』


同世代ながら、フィッツジェラルドの方が三つ年上とかもう色々…滾るわあ(目をそらす)。アーサーとアントーニョは二つ違いだっけか?滾るわあ…。



拍手ありがとうございます!
以下お返事です。

小話再up の方
・ありがとうございます!米i英作品を下げた時に一緒に下げたものを上げ直してみました。読み返すと色々練り切れてないのが恥ずかしいのですが、喜んでいただけて嬉しいです。国と人の話は自分でも書いていて楽しいので、これからもちょくちょく増やしていきたいと思います。 
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