×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
後悔はしているけどまあいいや。
拍手ありがとうございます。
コメントは今日はここでお返しです。
4/21
連作 の方
・米への頑張れコールありがとうございます。ちゃんと頑張れておりますでしょ
うか…。今回はとにかく管理人→米。The本を読みながら、実はツンデレなのも、
愛が通じてないのも米のほうで、肝心の英は自分のさびしい気持ちにしか目が行
ってないと思ったのが、きっかけだったような気がいたします。不憫愛。あと一
話頑張っていただきますです。ありがとうございました。
続きで、むしゃくしゃの結果。
古代ローマと仏。初めてのローマ帝国がこれかと思うとちょっと己をボコリたい。
拍手ありがとうございます。
コメントは今日はここでお返しです。
4/21
連作 の方
・米への頑張れコールありがとうございます。ちゃんと頑張れておりますでしょ
うか…。今回はとにかく管理人→米。The本を読みながら、実はツンデレなのも、
愛が通じてないのも米のほうで、肝心の英は自分のさびしい気持ちにしか目が行
ってないと思ったのが、きっかけだったような気がいたします。不憫愛。あと一
話頑張っていただきますです。ありがとうございました。
続きで、むしゃくしゃの結果。
古代ローマと仏。初めてのローマ帝国がこれかと思うとちょっと己をボコリたい。
人の名で頼むよ、と気だるげにその声は告げた。
ローマは薄く目を開け、枕元に座る男の顔を見て、本格的に自分の死期の近さを悟った。金髪が顎にかかる美しい面差しを、彼は懐かしいと思った。にも関わらず、どうしても名前を思い出せなかった。最も忠実な属州、幼いうちに見つけ、踏んだり蹴ったり殴ったりして育てた大事な領土なのだが。ぼんやりと顔を眺めていると、薄い青の目が苦笑いにゆがみ、また低い声が降ってきた。
「ガリアだよ、ガリア」
「……ガリア」
「薄情だねえ、千年ごしの付合いだってのに。まあ誰が聞いてるかも分からねえし、とりあえずフランシスで頼むわ」
「フランシス。……フランス人?」
「そうそう」
声は穏やかに相槌を打ち、すぐに慌てた。
「おっさん、何泣いてんの」
ローマは顔をしかめる。目を押さえようにも手足はもう動かなかったので、仕方なく瞼を閉じてみた。また涙があふれた。何がフランス人だ。フランス?フランク王国?恩知らずが。青年は無言だった。やがて無言のまま固い指が伸びてきて、目尻をぬぐっていった。
「死ぬ前に一発殴ってやろうと思ったんだけど。殴る前に泣きっ面見ちまうとなあ」
憂鬱に言うと、彼は目を閉じてローマの額に額を合わせてきた。幼い頃、こちらの機嫌がいい時を狙ってじゃれてきた仕草だ。ああ、やっぱ熱あんな、と彼はつぶやき、濡れた頬に掌を当てた。吐息が深い。まるで嘆いているように、深々と響いた。
「あんたでも死ぬんだなあ」
おっさん、おっさん、と彼は繰り返す。返事を期待する様子ではなかったから、ローマは目を閉じている。
「おっさん、なあ、おっさん、何で死ぬんだ?」
あんなに強かったじゃねえか。何でも持ってたじゃねえか。
「フランシス」
「はいよ」
「泣くな」
「あんただろ」
最後に小さく頭突きして立ち上がり、青年は部屋を出ていった。マントを翻した一瞬、横顔が赤くゆがんでいて、ローマは彼をかわいそうに思った。子供の頃と一緒の顔をして泣いていたからだ。
ローマは薄く目を開け、枕元に座る男の顔を見て、本格的に自分の死期の近さを悟った。金髪が顎にかかる美しい面差しを、彼は懐かしいと思った。にも関わらず、どうしても名前を思い出せなかった。最も忠実な属州、幼いうちに見つけ、踏んだり蹴ったり殴ったりして育てた大事な領土なのだが。ぼんやりと顔を眺めていると、薄い青の目が苦笑いにゆがみ、また低い声が降ってきた。
「ガリアだよ、ガリア」
「……ガリア」
「薄情だねえ、千年ごしの付合いだってのに。まあ誰が聞いてるかも分からねえし、とりあえずフランシスで頼むわ」
「フランシス。……フランス人?」
「そうそう」
声は穏やかに相槌を打ち、すぐに慌てた。
「おっさん、何泣いてんの」
ローマは顔をしかめる。目を押さえようにも手足はもう動かなかったので、仕方なく瞼を閉じてみた。また涙があふれた。何がフランス人だ。フランス?フランク王国?恩知らずが。青年は無言だった。やがて無言のまま固い指が伸びてきて、目尻をぬぐっていった。
「死ぬ前に一発殴ってやろうと思ったんだけど。殴る前に泣きっ面見ちまうとなあ」
憂鬱に言うと、彼は目を閉じてローマの額に額を合わせてきた。幼い頃、こちらの機嫌がいい時を狙ってじゃれてきた仕草だ。ああ、やっぱ熱あんな、と彼はつぶやき、濡れた頬に掌を当てた。吐息が深い。まるで嘆いているように、深々と響いた。
「あんたでも死ぬんだなあ」
おっさん、おっさん、と彼は繰り返す。返事を期待する様子ではなかったから、ローマは目を閉じている。
「おっさん、なあ、おっさん、何で死ぬんだ?」
あんなに強かったじゃねえか。何でも持ってたじゃねえか。
「フランシス」
「はいよ」
「泣くな」
「あんただろ」
最後に小さく頭突きして立ち上がり、青年は部屋を出ていった。マントを翻した一瞬、横顔が赤くゆがんでいて、ローマは彼をかわいそうに思った。子供の頃と一緒の顔をして泣いていたからだ。
PR